7月17日(土)  メンフィス 晴れ

 

 8時半起床。ロビーに9時頃降りてみたらまだ朝食があった。トースト、べ−グル、ヨーグルトそしてコーヒー。今日は土曜日なので人が多い。急いで朝食を済ませて、入口の外でタバコを吸っていると黒人のシャトルバンの運転手も座っていた。挨拶をすると名刺をくれた。帰る時に空港まで使ってくれってことだった。でも、俺は明日グレイハウンドバスナッシュビルまで行くので必要がない。

 タバコを吸い終ってからミシシッピ川のほとりに向かった。メンフィスクィーンに乗ってサイトシーンツアーに参加する為だ。ホテルからすぐの所にあるので早く着き過ぎてしまった。人がまだ集まっていない。河原で少し座って休んでから船着き場まで行ってみた。おみやげやの中でチケットを買うと乗船のアナウンスがあった。3階のデッキの一番前の席に陣取った。今日も灼熱の太陽だ。出航するまでに焼き殺されると思ったぐらい暑い。10:30出航。ミシシッピ川を下って行く。風が気持ちよかった。しかし、なんてデカイ川なんだろう。1時間半ぐらい橋と橋の間を往復して帰港。乗船する時に撮ってもらった写真を$5で買った。

 その後、マッドアイランドに行ってみることにした。泊まっているホテルの前に島へのモノレール乗り場がある。話は変わるが、昨日あれだけ苦労して乗ったNo13のバスは、なんとホテルの前にも止まるのであった。ちょっとショックだ。チケットを買ってモノレールに乗りマッドアイランドに上陸。ミシシッピ川のスケールモデルが公園の端から端まである。やっぱりアメリカで一番長い川だ。公園の右端まで行ってみると、本物の戦闘機メンフィスベルがあった。映画で見たそのままだ。ノーズアートがかっこいい。爆弾の格納庫も見ることができたし、本体の内部にも首を突っ込んで見てみた。

 一通り見た後、マッドアイランドの左端まで歩いてみた。かなりの距離がある。ミシシッピ川のスケールモデルではメキシコ湾になっている。実際は足踏みボートがある池だ。そこにあるカフェで昼食。ホットドッグとポテトチップスそしてコークのセットメニューだ。

 食後はマッドアイランドミュージアムへ。ここがすごい。ミシシッピ川の船の歴史から始まって、真ん中には実物大の蒸気船のセットが組んである。その内部を歩くことになるのだが、かなり忠実に再現されている。さらに進んで行くと、メンフィスの音楽の歴史の展示がある。ブルースロックンロールになって行く様子が分る。全体を見るとかなりの広さ。マッドアイランドへの入島料$8だけでこれが見れれば得した気分になる。

 マッドアイランドを後にしたら、ピラミッドが気になったので行ってみた。ちょうどラスベガスのルクソールと同じぐらいの大きさだ。が、色はシルバー。全く人が通らない通りを歩いた。車さえも通らない。フリーウェイが何本か交差する下まで来たら恐ろしくなった。橋桁が圧迫感をあたえ、すぐ横に立っている巨大なタンクが追い討ちをかける。我慢して歩いたがピラミッドにも全く人の気配がない。なんかヤバいと思って急いで引き返した。いったい、あの中には何があるのだろう?

 その後、メンフィス音楽の殿堂に行ってみた。一見、単なるおみやげ屋の様に見える。あの中にあんなすごい物があるなんて思えない。チケット売りのオバチャンが「セルフツアー、ビデオ、サウンドガイド。」とか言っていたので、俺は「ツアーガイドが必要か?」と聞いているのだと思い「ノー、サンキュウ」と言ったら不思議そうな顔をしていた。実際は「セルフツアー形式で中でビデオとか音声が聞けるよ。」と言っていたらしい。中はまさにリアルフィフティーズの世界。当時のロックンローラーのステージ衣装やギター、当時のレコードなどがアーティスト別に所せましと展示してある。40年以上も前の物なので、かなり古臭い感じがした。日本でイメージされているフィフティーズとは、やはりこうして見てみると少しギャップがある。本物はもっと生々しい。

 見学した後、ビールストリートの変なウインドウディスプレイの乾物屋が気になっていたので帰りによってみたら5:00pmで閉店で今日も中に入れなかった。あのディスプレイを見ると何を売っているのかが気になってしょうがない。

 いつものようにWalgreensで水とタバコを買ってホテルへ。1階のレストランに行ってみた。昨日は早々と閉店していたので、今日は6時頃に行った。おとといの黒人のおねぇちゃんがいた。入るといきなり、「ポクチョ、ポクチョ」と言っているので、よく考えたら前に俺がポークチョップを注文したので、また注文すると思ったらしい。でも、今日はステーキにしておいた。しかし安いよなぁ。$5.50だもん。

 明日は初のグレイハウンドバスでナッシュビルに移動だ。


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