７月２４日（土）　　ワシントンDC　晴れ時々雷雨

　今朝は早起きをして、ホワイトハウス見学の為の整理券をもらいに観光案内所へ行った。近くまで行くと人の列が見えた。かなりの人が並んでいる。案の定、並んで5分もしないうちに券が無くなった。まだ8：30amだと言うのに。

　しかたがないので、その足でワシントンモニュメントへ。ここでは簡単に整理券が手に入った。ボディチェックをされてパークレンジャーのガイドでエレベーターに乗り塔の展望台へ。しかし、窓からの景色はよく見えない。工事中だったのだ。そう言えば、塔全体に工事用の幕がかかっていた様な気がしたが、遠くから見るとそれがデザインのように見えていたので気が付かなかった。

　とりあえず、朝飯と言うことでマクドナルドへ。ブレックファーストのホットケーキを注文したら、黒人のネェチャンが何か言っている。聞き返したらイラついていたらしくてムッとされてしまい、険悪なムードになってしまった。ムカついたんでドリンクものまずに食ってさっさと出て来た。その後、DC初日に見残したアメリカ歴史博物館へ向かった。そこの前の屋台でマウンテンデューを買った。そこの店は中国系の人がやっていて「今日は暑いねぇ。」とか挨拶もしてくれる。やっぱり商売はこうじゃなきゃ。

　館内では、3階に第二次世界大戦中の日本人捕虜収容所の展示がしてあり、見ていたら、ちょっとブルーになった。写真も撮る気がしなくなった。その他に南北戦争からベトナム戦争までの展示もあった。

　そこを出た後、どこへ行こうか迷っていたが、結局、足はリンカーン記念館へと向かっていた。ここからはかなりの距離がある。途中、ワシントンモニュメントが映る池の側ではビーチバレーの大会をみながら歩いた。雷雨の中でもおかまいなしに、みんなプレーしている。階段を登りリンカーンの巨大像の前に着いた。誰かに写真を撮ってもらいたかったが、みんなが撮っているので頼むタイミングがつかめず断念。こんな時、一人旅は不利だ。でも、ワシントンモニュメントをバックに撮ってもらうことができた。

　で、またまた次はどこへ行こうか、と悩んだあげく足は勝手にアーリントン墓地へ。普通はメトロかトラムで行くのだが、得意の歩きでチャレンジ。橋を２つ越えて行かなければならないかなりの距離だ。晴れてきたので汗が止まらない。ビジターズセンターにもよらないでショートカットだ。丘の上にJ.F.ケネディの墓があった。意外に質素だ。しかし、かなりの人だかり。太ったオバチャンが前をどかないのでよく見えなかった。

　そろそろダウンタウンに戻ろうと思ったが、なぜだか足は丘の頂上にあるアーリントンハウスへと向かっていた。そこに着いて初めてその建物の名前が分かった。南北戦争のリー将軍の家だったらしい。この丘からはダウンタウンが遠くに見える。そこで整理券をゲット。3：40の券だった。時間が来たので中へ。ガイドの説明は当然英語だからあまり理解できなかった。説明が終った後、勝手に家の中を見て回った。かなりいい暮らしをしていたようだ。なんたって将軍だもんな。

　それからもと来た道を戻り、ワシントンモニュメントの近くでホットドッグを買い芝生の上で食べた。リスが目の前までやって来る。この辺は野生のリスがやたら多い。

　で、夕食にSUBWAYでサンドイッチを買って帰ろうと思ったら、5：00pmで閉店。アメリカの土日はモタモタしてると夕飯にありつけなくなる。しかたがないので、ホテルのレストランHARRY'Sへ。ポークチョップディナーを注文したがなかなか出て来なかった。どうなってんだ、いったい！！それと、部屋に戻ってシャワーを浴びようとしたらタオルが１セットないぞ。足拭きマットもセットし忘れているぞ。ふざけんなよ！！

　と言う訳で、ちょっと尻つぼみな最終日になってしまった。でも、ひとりで、よくここまで何とか旅して来れたものだ、と思う。全体的には満足な旅だった。金で買えないものもたくさん得ることができたと思う。とにかく、行けば何とかなる、やれば何とかなるってことか？明日は日本に帰らなきゃ。でも、帰りたいような、帰りたくないような...。長かったような、短かったような20日間。でも、充実していた20日間。いろんな所で、いろんなもの見て、いろんな人に会って、いろんなことを考えて、いろんな気持ちになった。学生の時の夢がやっと実現できた。昔見た映画で言っていた、「百の人生論よりもひとつの旅」だって。その通りだった。いつになるかは分らない。でも、きっとまたアメリカに来る。今度のゴールはニューヨークだ！！（その前に職探しか？）