アメリカひとり旅日記3

9月30日(日)  ラスベガス〜サンタモニカ(L.A)  晴れ

 

 スベガスのバスディーポに早朝6時に行った。チケットを買ったら、いつもと違った。チケットは2枚あった。7時半発のバスで行けば予定では午後3時25分にロスアンジェルスに着くはず。しかし、このチケットでは午後12時25分に着くことになっている。途中でSAN BERNARDIOとかでロサンジェルス行きのエクスプレスバスに乗り換えるらしい。乗り換えは12時だったのでバスの中ではうとうとしていた。窓の外は相変わらず砂漠だ。途中、BAKERと言う街のArby’sでミールストップがあった。そして予定通りSAN BERNARDIOのディーポに着いた。そこでロサンジェルス行きに乗り換えた。今回の旅ではこれが最後のグレイハウンドバスになる。このバスは満席だったが1時間でロスアンジェルスのディーポに到着。

 

 こからサンタモニカのユースまでは市バスを使って行かねばならない。ガイドブックに乗っていた通りにディーポの向いの道路で#60の市バスを待った。なんだか昼でもヤバそうな通りだ。ゴミだらけでションベン臭い歩道。一人の黒人青年が近づいて来た。「どこへ行く?俺の車で安く目的地まで行けるぞ。」俺にそう言ってきた。もちろん断わった。すると「ここでバスを待っていると暑いし、怖いことになるぞ。叫んでも誰も助けてくれないぞ。」と脅し文句を言いながら黒人青年は去って行った。オマエの知ったことか!俺はもう、こんなことには慣れている。しばらく待つと#60のダウンタウン行きバスがやって来た。けっこう人が乗っていて俺のバッグは迷惑だったかも?ダウンタウンで#3のバスに乗り換えた。ガイドブックの通りに。メキシコ人街のバス停で長時間待ってやっとバスが来た。でも、行く先がビバリーヒルズになっている。サンタモニカじゃない。たぶんサンタモニカも経由するんだと思いながら1時間以上もバスに乗っていた。しかし、サンセット・ブルバードから曲がる気配が全くない。乗客も3人しかいなくなってしまった。ドライバーにサンタモニカに行くのかを尋ねてみた。答えはNO!。でも、サンタモニカ・ブルバードを横切るからそこで降ろしてくれることになった。降ろしてもらった所で#4のバスに乗ると、ちゃんとサンタモニカに着いた。「地球の歩き方」もユースのガイドブックも信用できん。ダウンタウンから単純に#4の市バスに乗ればいいだけだった。

 

 んなこんなでユースの前まで来ると誰かがおれに手を振っている。ツーソンで会ったコウイチロウ君だった。またこんな所で再会できるとは思ってもみなかった。サンタモニカのユースは噂通り設備がすごい。まるでホテルだ。部屋がドミトリーで相部屋と言う以外は何でもある。図書館まである。初めて泊るユースがここだったら、他のユースに行ってびっくりするだろうな、きっと。宿泊客は旅人と言うよりは観光客ばかり。なんかイメージが違った。

 

 りあえず、コウイチロウ君とサンタモニカの街をぶらついてみた。久しぶりに海を見た。ん〜、でもやっぱり観光地でしかない。通りを歩いてもそんな感じ。日本人もやたら多い。そんな光景を見ているとだんだん日本に近づいて来たんだなって感じる。もう、今回の俺の旅も終わりにに近づいたんだなって思った。


前の日へ

   

次の日へ

日記の目次へ

他の旅も見てみる

HOME