アメリカひとり旅日記3

9月29日(土)  ラスベガス  晴れ

 

 スベガスの朝は早く起きてもしかたがないので11時頃に起きた。昨日はバスでの移動で疲れていたし。腹が減ったのでフリーモント・ホテルバッフェに行った。去年も行った所だ。今日は週末のブランチ・バッフェで少々高い。$9ぐらい。食い放題なのでここぞとばかりに皿に盛った。旅の間はろくな物を食っていなかったから。ステーキ、ベーコン・スクランブルエッグ、焼そば、具だくさんのスープ、サラダ3品、スモークサーモン、チキン、オレンジジュース、それらを食った後はデザートにケーキ、クリームイチゴ、メロン2品、アップルパイ、そしてコーヒー。日本にいたら貧乏生活で食えない物ばかりだ。もっと食うつもりだった。が、急に胃が痛くなって動けなくなってしまった。マジで痛い。食っている場合じゃなくなってしまった。コーヒーとパイを悪いと思いながらも残して、逃げるように宿の部屋に戻った。

 

 ッドで動けなくなっていた。胃が痛い。この旅で初めて薬を飲んだ。そのまま寝てしまい、起きたら夕方の5時だった。急いでCATバスに乗りストリップ通りへ。バス代の$2を払っているので、途中で降りたらもったいないと貧乏根性を出してしまいマンダリンベイ・ホテルまで行ってしまった。本当は途中下車して新しくオープンしたアラジン・ホテルさえ見れればよかったのだが・・・。マンダリンから無料のトラムが出てるので、それに乗ってエクスキャリバー・ホテルまで戻った。そして、そこからカジノを通って外に出ようとしたのだが、迷路状態のカジノで迷って外に出れなくなってしまった。出口を分りにくく作って金を使わせるカジノの戦略にはまってしまった。まあいい、そこでスロットマシンで勝負だ。去年も出たマシンを探してやってみたら、見事、昨日の負け分も取り返し、そのうえ夕飯代も稼げた。カジノの両替所でトラベラーズチェックを現金に替えた。カジノは手数料を取らないので便利だ。

 

 ューヨーク・ニューヨークの前を通ると自由の女神のフェンスに花束やメッセージが置かれていた。テロ事件の犠牲者を哀悼するのに観光客が置いて行くのだ。テロの影響はこんな所にもあった。そう言えば、週末なのに歩いている人が少ないような気がする。と言っても相変わらずラスベガスはにぎやかだけど。次にMGM・ホテルに行き、またもや無料のモノレール乗り場を探し当てバリーズまで乗って行った。そしてパリスの中を抜けて隣のアラジンへ。あまり期待していなかったけど、まぁ、こんなもんか、って感じだった。最近のホテルは内部に町並を忠実に再現したショッピングモールがあることが多い。アラジンもご多分にもれずそうだった。そろそろダウンタウンに帰ろうかと思って歩いてると、べラジオの前を通りかかるといきなり噴水ショーが始まった。いつもなら始まる前に人だかりになっているから、そろそろかなと分るんだけど。今夜は人が少なかったのに突然ショーが始まってびっくりした。これもてろの影響なのかも?それにしても、べラジオ噴水ショーはすごい。音楽に合わせて噴水がとんでもなく高く吹き出すのはいつ見ても感動的だ。ダウンタウン行きのバス停に行く途中、日本食のファーストフードを見つけた。そこでてんぷらうどんを食った。これは日本の味と全く同じだ。アメリカ人向けにアレンジしていないのがいい。でも、日本で駅の立ち食いうどんに慣れている俺にとっては高い。

 

 よくダウンタウン行きのエクスプレスバスがすぐに来たので、思ったよりも早くダウンタウンに戻れた。俺はストリップ通りの洗練された雰囲気よりも胡散臭いダウンタウンの方が居心地がいいのであった。なんだかこのまま宿に戻るのはもったいない気がした。でもって、4クィーンでスロットマシン。$10負け。さらに、ゴールデンナゲットでも$20負け。エクスキャリバーでの勝ち分が吹っ飛んでしまった。最後はフリーモント・ストリートのアーケードショーを見た。その時、突然また腹が痛くなり急いで宿の部屋に戻ると下痢。やっぱり慣れない物を食うもんじゃないなぁ。


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