Not Weekly Mercenary of Moon

なぜ修正を必要とするのか？

さて、現在魔術師の単独行動を支えているのがこのドレインだ。戦士の明鏡止水（戦闘中攻撃をせず自己LPの何％かを回復）にあたるスキルであろう。

　ご存知の通り、明鏡止水の使い勝手はかなり悪い。これは下方修正を受けた結果だ。
　相互依存を基本理念とするXGにおいて、クレリック、巫術師、薬剤師の存在を否定する自己回復スキルは効果が低いものでなくてはならない。
（使えない上に、代替手段のあるスキルは存在価値があるのか？・・・しかしソロプレイのために手段は残しておかなければならない。）

　当然、ドレインも何らかの修正が加えられる可能性が高い。（というよりも加えなければならない。）
　今まで修正がなかったのは単に魔術師と戦士の不均衡が問題になるまで見過ごされていただけようだ。

ドレインはそんなに得なスキルなのか？

　TGH型魔術師はLvが上がるほどRCV（ヒールや回復薬等の回復量に影響を与えるステータス）が減少する。
　高Lvになるとヒールや回復薬等の効果が激減するわけだ。
　この問題を解決するのにRCVの影響を受けないドレインはうってつけである。救済スキルとしての色合いが濃いといわれる所以だ。
　もっとも、救済の意図はないとしても、戦士に明鏡止水がある以上、魔術師にドレインが存在しなければならない。

　しかしドレインでしか魔術師を救えないかというと答えは否。
　RCVが極端に低くなる魔術師はあくまで極端なTGH型魔術師だけである。Lvup毎に1ポイントVTLに振るだけでこの問題は解決される。
　MNDが下がるという方もいるだろう。では、TGH型魔術師が1ポイントVTLに振るとどの程度影響が出るのか。

　TGH1p→MND＋0.2、VTL1p→MND−0.3　・・・その差はLv1ごとに0.5。10Lvで5の差が出る。確かに差は大きい。
　（TGH2＆MGC2→MND＋2.0、VTL1＆TGH1＆MGC→MND＋1.5。RCVに関しては前者RCV−0.8、後者RCV+0.1。）

　そして・・・お気づきの方も多いことだろう・・・TGHにつぎ込むということはVTLにつぎ込むより受けるダメージが少なくなる。当然回復量を減らさないとバランスが取れない。
　（VTL型・・・LPは多いが受けるダメージも大きい。TGH型・・・LPは少ないが、受けるダメージは少ない。回復量はVTL型＞TGH型でバランスが取れる。）

　この不均衡を是正してほしいという魔法使いの声は、やがて天に届き、攻撃魔術と使い魔はその性能を向上した。
　魔法使いはまだ威力が低いと思ったが、とりあえず満足した。大半の戦士も特に異論はなかった。

　しかし、時がたつにつれ、魔法使いは攻撃魔術の高い威力とその運用法に気づき始めた・・・。お供の使い魔はただの壁ではなくなっていた・・・。

　ところで使い魔は本当に強すぎるのだろうか？

　ノッカーとさしで闘って負ける騎士・・・アラクノイドに歯がたたない戦斧闘士・・・。

　皆さんもお気づきの通り、まともな戦士より強い使い魔はほんの一握りである。そして、すべての面で戦士を上回る使い魔はほとんどいない。
　使い魔職も考慮すると、戦士より強い使い魔がちょっとぐらいはいてもいいと思うのだが、どうだろうか。

　蟷螂の攻撃力が戦士を上回ることに不満の声ありだが、（本誌を読まれている方はご存知の通り、）全く同じステータスの蟷螂と戦士が闘った場合、戦士が勝つ。
　戦士は属性も選べるため、蟷螂のほうが少々ステータスが上でもさして不利にはならないはずだ・・・あくまでさしで闘った場合だが。

　ただ、くじの存在意義を論じる方もおり、インフレ対策ではないかとの意見も聞かれた。
　「インフレ対策どころか貧富の差を更に広めた。バカなイベント(?)をつくったものだ。」との声も。

　しかし、今回くじは2種類用意してあって、賞金のあたるほうは大負けしないようになっているようだ。むしろ増えるとも聞く。
　つまり、貧乏人はノッカーで賞金を、お金持ちはフェイクラットで散財を、ということだろうか。そうだとすると考えてあるイベントだ。

　つまり、称号アップにスキルは必ずしも必要ないようである。（ただし、専門スキルLvはランクアップの条件である）

　戦闘職は相応の相手と戦闘していれば称号は上がる。称号上げに専門スキルの使用が必要という方は、称号が上がったときにたまたまスキルを使用していただけかもしれない。もしくは多少のプラスがあるかもしれない。

　ちなみに封印術師の筆者がさざめく歌声になったときの精霊の盟約スキルはLv１。スキルをあげなくとも称号が上がることの証明となった。

　しかし、専門スキルがLv1ではやはりランクアップはできなかった。そこでもう一つ証明することにした。
　称号が先に上がってしまったから、あとはスキルさえ上がればランクアップ可能である。イベントはすでに終えている。

　スキルは使用回数というが、バーストであげて確かめてみることにした。

　スキルLv3でランクアップしたものもいるようなので、Lv3までバーストであげてマスターのもとへ。（使用回数だけが条件ならば、Lv2以下でも可能だが、無理と勝手に判断）

　結果は「あなたの力ではまだ無理」といわれてしまった。使用回数というのはあながち嘘ではない模様。
　これからはLv1捕獲に精を出し、経験値が入らない状態でスキル使用回数を重ね、回数説を証明しようと思う。目指せLv3ランクアップ！